【書評】大前研一流  個人が企業を強くする「エクセレント・パーソン」になるための働き方

会社は辞めたいが今日も満員電車に乗り、働き方は一向に変わらない。個人が「エクセレント」になり、何処でも活躍できる様になるにはどうしたら良いのでしょう?ヒントが本書にあるので紹介します。  

 

たった一人でも「ブレークスルー」は可能だ 。「エクセレント・カンパニー」から「エクセレント・パーソン」の時代へ――。
 
〈かつて巨大企業が実現していたようなソリューションを、今なら「たった一人の傑出した人間」がやってのけるかもしれない。……たった一人でも「ブレークスルー」することができる時代なのだ〉
 
世界的経営コンサルタントが、これからの「人材戦略」と新しい「働き方」を伝授する、大前流「働き方」の教科書。
 
日本人の名目賃金は、過去20年間ほとんど上がっていない。ICT(情報通信技術)が急速に進化し、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)が多くの仕事を代替すると言われる中で、ホワイトカラーの生産性の低さが、日本企業の「稼ぐ力」を失わせている。
 
ピラミッド型組織が崩壊し、「いつでも、どこでも、誰とでも」つながる21世紀のネットワーク社会では、年齢・経験・肩書などに関係なく、一人一人がどれだけ組織に貢献できるかが問われる。 そこで求められる働き方とはどういうものか?
 
そして、企業や組織に貢献する「傑出した個人=エクセレント・パーソン」になるにはどうすればよいのか? 若手・中堅社員、経営者も必読の新しい仕事論。 (Amazon引用)
 
技術が加速していく中、どの様に個人はスキルを磨き仕事をしていくべきなのか?という事を把握した上で、日々成長をしたいと思い、読み進めていくとヒントがいくつかありました。
 

AI・ロボット時代に、個人はどうすれば良いのか?

21 世紀は「人! 人! 人!」  そのような現状分析から導き出される結論の一つは、 21 世紀は世界的な人材競争がますます激しくなるだろうということである。
 
しかも、その競争においては、名刺も肩書も関係ない。どんな能力を持っているのか、求められる以上の成果を残せるか否かが問わる。
 
さらにこれからは、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)がビジネスの現場に浸透していき、従来ある仕事の多くはAIやロボットに代替されていく。
 
これからホワイトカラーは、AIやロボットに代替される仕事の残った部分を細々と続けていく人間と、AIやロボットにはできない創造的な仕事をして組織に貢献できる人間に大別されるだろう。
 
その背景の中で、問題を解決できる〝余人をもって代えがたい〟人材とつながって、どれほど多く味方につけられるか? 
 
彼らの能力をいかに引き出し、AIにもロボットにもできない成果を上げられるかどうか? それが、企業の盛衰に直結するようになるだろう。(本文引用)
 
技術に代替えをされない「問題解決」、「創造的な事」、「仲間を魅きつけ能力を最大化」させる、この様なプロジェクトをできる人材が、企業にも大きな影響を与えるのでしょう。
 

具体的にはどの様なスキルが必要なのか?

自分で考えて行動していくしかないが、まずはサイバー社会で仲間を作り、何か共通の新しいものを開発する仕事を呼びかけて経験を蓄積することから始めてみてはどうだろう。
 
サイバーリーダーシップと集団知 ギグ・エコノミーでは、名刺も肩書も関係ない。「私はこれができます!」「こういう実績があります!」と言えなくてはならない。
 
ネットの世界では「使用前」と「使用後」が明確にわかる人、すなわち期待された以上の成果を出せる人しか評価されないし、通用しないのだ。
 
 
(ビジネスブレークスルー大学でのサイバー授業)を続けていくと、学生たちはサイバーリーダーシップを身につけるとともに、議論しながらお互いに学び合って最適解を導き出す「集団知」によるチーム文化を確立することが必要になる。(本文引用)
 
WEB上のこコミュニティで呼びかけて集団を統率してPJTを進めてみる。というのは、クラウドファンディングで経験をしました。
 
この活動を通じて、多くの学びや支援を得られることを実感しています。WEBの向こう側にいる集団の力を活用し、ユーザーの声をサイバー場で集団知として聞くことで、バタフライボードはとても進化する事ができました。(これからも進化しますよ)
 
実際にクラウドファンディングをと通すと、数字が実績として全員に見えてしまうので、こういう実績があります!というのもわかりやすいかもしれません。
 
 

この時代背景で、優れたリーダーの条件とは?

  1. 語学力
  2. 統率力
  3. 構想力
 
一つ目は「語学力」だ。この問題は私がこれまで何度も述べてきたので耳タコの読者もいるかもしれないが、日本語以外で日本語と全く同じようにコミュニケーションが取れて、遜色なく仕事をこなすことができる。
 
二つ目は「リーダーシップ(統率力)」だ。今までと違う新しい方向を出し、それに向かって一緒にやってくれる人の輪を広げていく能力、すなわち個人の持つリーダーシップが極めて重要なのである。
 
三つ目の条件は「構想力」だ。 21 世紀は答えのない時代だから、パクリではなく、ゼロから構想して今までとは違う新しい方向を見いださねばならない。(本文引用)
 
 
語学ができて、統率できて、構想を掲げる事ができる人材。
 
というとスーパーマンの様に聞こえてきますが、若手の起業家、フリーランスも含めて、最近は増えてきているのではないでしょうか。
 
それだけ、 WEBや技術の力を借りて、個人がエンパワーされる時代に突入しているのだと思います。サーバーが格安で利用でき、Saasを利用すれば、個人が企業の様な会計システム、販売体制などをすぐに構築できます。
 
 
あとは共感してくれるユーザーを集めれば本当に企業の様な事ができる時代になっているのだと思います。
 
本書を読んで、スキルセットのポートフォリオをどの様に組み替えていくかを考えてみてはいかがでしょうか?